汚泥・廃水処理に威力を発揮する汚泥吸引車「バキュームダンパー®」。
モリタエコノスの汚泥吸引車「バキュームダンパー®」の真空装置はバキュームカーで定評のあるモリタ式MS型で、タンク内を減圧し、大気圧との差圧を利用して、汚泥水や産業廃水などの流動体・粘性半流動体を吸入ホースから直接タンクに吸い込みます。
排出はギヤポンプにより発生した油圧によるタンク後方ハッチ開閉式とダンプ機構により流動体・粘性半流動体・沈殿物などもスピーディーで効率的に排出。
また切替コックの操作によりタンク内を加圧し、汚水を約5mまでの高所にホースにて圧送する排出も可能です。

1.操作性を高めた独自の吸入排出

吸排切換コックレバーを「中立」→「吸入」の位置にします。上記の操作によりタンク内の空気は大気中に排出され、タンク内が減圧され汚水の吸入ができます。吸排切換コックレバーが「中立」の位置にありますとタンク内に大気が通じ、また真空ポンプより送出された空気はメインセパレーター・吸排切換コックを通り真空ポンプに還ってきます。中立の場合は、オイルタンクより真空ポンプにオイルが吸入されませんので、長時間中立で真空ポンプを回転しないよう注意してください。

2.吸入排出オペレーション

汚水の吸入中、タンク内が満量になれば吸排切換コックレバーを「吸入」→「中立」にし、吸入コックを閉めてやり、タンク内を大気圧にしてやります。次に、汚水排出コックを開け汚水を排出します。また、吸排切換コックレバーを「中立」→「排出」にし、タンク内を加圧しますと汚水は勢いよく排出されます。

3.沈殿物排出オペレーション

車を整地に停車させ、ギヤーポンプを回転させます。車両側方のスロットルレバーでギヤーポンプ回転を調整します。次にコントロールバルブ扉側レバーを「開」の位置にし、後部扉を開き、次にダンプ側レバーを「ダンプ」の位置にし、タンクを上昇させ、タンク内の沈殿物を排出させます。

※オプションの接続装置、吸入装置により、ディープマスターやパワフルマスター™と接続でき処理物回収タンクとしても使用可能。